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2011年 10月 12日
* résumé en français en bas de page
初夏に友人を通して知り合った、アトリエを自宅に構え、主に釉薬作りに没頭する陶芸歴が十何年になるフランス人女性宅に行く。貴腐ワインで有名なソーテルヌから程近い静かなところに住む彼女。門脇は、彼女を困らせる竹林で埋め尽くされている。 第三者の私には静の印象を与えてくれて心地良いと感じさせるものなのだが、所有者側にとってはそうでもないらしい。 家族と共に昨年夏日本を訪れ、佐賀の有田からスタートして東京まで横断した彼女は、日本が大好きである。陶芸という根底があることも事実であろう。 彼女は日本の食べ物は問題なかったらしいが、和菓子は奇妙で苦手だったと以前会った時に話していた。私は餡子がてっきり苦手かと思って、もう一度その味を食べさせて好みが変わってくれることを期待して、直径1、5センチほどの極小マカロン餡子版を持ってゆく。これなら、苦手でも飲み込める量と思ったのだ。そこまで食べさせたいのかという感じもしなくはないが、悪い記憶のせいで彼女が一生口にしないというのも餡子大好きな私には実に残念なのである。 マカロンはフランス人にはかなり受けがいいようで彼女も例外ではなかった。そして、それのお陰か餡子にも好印象を持ってくれる。よくよく聞くと、日本で食べたのはどうやら餅系の中に餡子が入っていたもののようだ。 次回は、もう少し大きめの殻の中に餡子を入れて持って行っても良さそうである。 極小マカロン餡子版(上のチビ)の載った正方形の小皿は、4つの角を軽くナイフで切って交差させている。 Je rends visite à une amie française qui fait de la poterie depuis plus de dix ans. Elle adore fabriquer des émaux à son atelier. Elle habite pas loin de Sauternes et à côté du portail de sa maison il y a une forêt de bambous qui m'accueille très bien. Pour le visiteur, c'est splendide mais pour le propriétaire on dirait que ce n'est pas si simple. En ce qui parait, cette forêt l'embête sérieusement. Elle m'a raconté qu'elle avait du mal à manger le gâteau japonais lorsqu'elle est allée au Japon. Je croyais que c'était à cause de pâte de haricot rouge qui s'appelle "Anko" en japonais. Pour qu'elle arrive à manger facilement, j'ai fabriqué des minuscules coques de macaron en mettant Anko dedans. Comme ça, même si elle n'aime pas trop, elle pourra peut-être l'avaler. Le résultat, elle a apprécié. Pour la prochaine fois, je ferai des coques de macaron plus grandes. photo; deux objets ont été faits avec la terre de mon terrain. #
by angenaop
| 2011-10-12 07:50
| 食 manger
2011年 10月 11日
<span style="color:rgb(153,153,153);"><b>* résumé en français en bas de page</b></span>
マグカップが壊れてしまったという友人から、大きさと口が当たる部分以外は任せるということで、2点注文を頂く。 勝手気ままに大きさや形を変えて作ってきた私には、大きな課題である。 同じ大きさにだいたい作れるように、口径を計ることの出来るコンパスのようなものを購入したり、内側の深さをみることの出来るトンボという道具を細めの竹と竹串、割り箸と竹串それぞれのコンビで作ったりはしていたが使った試しがなかったので、ついに来たかという感じでもある。少々前の記事の変形カップ6個は、その形に四苦八苦していて、これらの道具を使って形を合わせる段階にまで来ていない。 同じにはならずとも、同じような感じになるべくベストは尽くす 最終的には、左の方がちょっと大きくて重くなってしまい男役。右の内側は女性らしくちょっとだけ色が白い。重さの詳細等と共に添付した成形後の写真で友人に確認して貰い、OKのサインをもらう。 これらを素焼きする前にたまたまうちに友人が来てくれたので、実物を見てもらう。大きさが違う故ちょっと夫婦茶碗みたいになっちゃったよ、と言うと、彼女は、2つとも自分専用にするから旦那には使わせないのだと言う。2つ注文を受けたので、メオト仲良くお茶を飲むのかと勝手に思っていたが、どうやらそうでもないらしい。ともあれ、私のささやかな願いは、毎日使ってもらえる器となってくれることだけである。 Une amie m'a commandé ces deux tasses. Pour réaliser la même taille, ce n'est pas si facile. J'ai fait de mon mieux mais il y a la taille et le poids qui sont quand même différents.. Avec l'accord de ma copine, j'ai cuit jusqu'au bout. Au Japon, ça existe, la tasse dont la taille est différente. Ça s'appelle "MEOTO CHAWAN". La tasse de thé pour l'homme est le plus grand que celle de femme. Finalement, mon résultat est comme "MEOTO CHAWAN". Et pourtant, ma copine n'a pas l'intention de passer cette grande tasse à son mari. Chaque un a son choix. #
by angenaop
| 2011-10-11 06:21
| +陶 céramique en gros
2011年 10月 10日
* résumé en français en bas de page
好きでよく作っている花器があるのだが、それを1ヶ月前に見てくれた人の一人がこのスタイルを気に入ってくれて、これよりも少し大きめのものを作ってはもらえまいかと依頼される。 ちなみに色は白め希望。 素焼きの段階では問題なかったのであるが、高温の本焼きでちょっとしくじる。 三点の脚で支えられた器の一部が少し下に落ちている。で、水を入れてみたら案の定その部分にだけ水が溜まり他の面積には行き渡らない。上に載せる陶剣山を3つくらい置いて利用したいとのこと、これでは一つの剣山にしか花を生けることが出来ない。お香も立てるようなことを言っていたが、そればかりとも限るまい。 お香が好きなフランス人女性は結構居る。これを見てお香ね、って言ってくる人も多い。 お香に一時期ハマった昔、狭くて薄暗い独特な雰囲気を持つ、驚くほど鼻が利く店員さんが居た京都の北山のお香屋さんに時折出向いていた私は、それにも大賛成である。 縁の部分に胡桃で凹凸感を付ける。以前、日本の一人の陶芸家がこのような花器の作り方をサイト上で紹介していて、花器自体も良かったが、胡桃というところがとても気に入ったので、その辺で拾ってきた胡桃でそれ以降自分なりに作っている。そして、その胡桃は、私の色々な手びねり作品を装飾する仲間になりそうである。 この大きめの花器と、先日ヒビが入ってしまったお菓子プレートを再び胡桃でもって仕上げる。 どちらも次回は最後まで踏ん張ってくれることを望むばかりである。奥にある花器が今回の釜出し後の作品。手前部分が少し落ちている感じがお分かりになろうか。 Je fais de temps en temps cette forme de tout petit vase pour mettre les fleurs de champs. Je décore la bordure avec la coquilles de noix qu'on trouve partout. Il a plu à une française qui l'a vu et elle m'a demandé de faire un peu plus grande taille. Mais lors de la 2ème cuisson, une partie est descendue et il y a que cet endroit où je peux mettre de l'eau. Elle veut l'utiliser en mettant quelques Kenzan (une sorte de boule avec des trous pour mettre des tiges). Dans ce cas, elle peut mettre des fleurs uniquement dans un Kenzan. Bon, j'ai recommencé de faire ce vase et une plaque de gâteau qui était fendue aussi. Je souhaite qu'ils supportent jusqu'au bout pour la prochaine fois. On peut l'utiliser pour mettre des encens également. En fait, les français pensent souvent au encens en regardant cet objet. Je suis tout à fait d'accord. #
by angenaop
| 2011-10-10 17:05
| +陶 céramique en gros
2011年 10月 08日
* résumé en français en bas de page
今朝本焼きの焼成は終わったが、窯はまだ開けられない。不安と期待で待ち遠しいが、完全に冷めるまで待たなくてはいけないから、小さい我が窯でも開けられるのは明日である。今回が終わっても、あと2回分近い本焼きを続けざましなくてはならない。 土のストックがなくなってきたので、どのような感じの陶土を買おうか、ここのところ業者のサイトを見ながら考えるが、いつも疲れて終わる。来週店に直接行った時に、以前は陶芸で生計を立てていたというおやじさんにまた色々話をすることになりそうである。 窯が冷めるまで小さいアトリエでは落ち着かなく、何もできない私は、友達の誕生日に呼ばれた5歳の息子に、軽いプレゼントとともに持っていかせる小さめのシューケットを作る。シュー生地を若干甘くして、上に真珠砂糖とても訳すのだろうか、大きめの真っ白な砂糖を少しだけ載せただけのものだが、パクパクいける感じが、我が一家の気に入るところである。またお誕生日にはしっかりしたケーキがあるわけだから、遊びに熱中する子供たちや子守に疲れた息子の友達の親御さんも気軽に口に運ぶことが出きるであろう、と、勝手に思っている。 た。家の前から拾ってきた葡萄の枝の灰で作ったオリジナル釉薬に水を入れないでパウダー状のまま縁から落とし、再び窯に入れて、何となく落ち着いたもの。一度本焼きしてしまった器は釉薬が付きにくくなるというか、基本的に殆ど付かないので、水分を入れない釉でどうなるか実験した結果であった。 La cuisson est finie mais je pourrai sortir les objets que demain matin. Comme je n'arrive pas bien à travailler à cause du four qui envahit l'entrée de mon minuscule atelier, je fais des chouquettes pour que mon fils les amène avec un petit cadeau chez un copain qui a son anniversaire. Cette assiette a subi la 2ème cuisson deux fois à cause des émaux qui a été ratés au début. .Normalement ça ne prend pas d'émaux une fois que ça a été cuit avec une haute température. Donc, j'ai rendu des émaux assez denses. L'ambiance a été un peu changée et je suis contente. #
by angenaop
| 2011-10-08 23:06
| 食 manger
2011年 10月 07日
* résumé en français en bas de page
素焼きの後は施釉作業。苦手意識はまだまだ消えないが、やらなかったらいつになってもコツなどというものは掴めてこまい。幼児の頃に絵画教室での時を過ごしても、小学生の頃に習字の教室に通っても、興味を持つことはなかった。それぞれジャンルは違っても、私にとっては何かしら共通するものがあるらしく、陶芸のこれにも似通った感情を持つのだが、陶芸の成形、削りにはまってしまったのだから仕方ない。こうなったら努力をするほかない。 先日のスポンジ、筆を使いながらの刷毛目、バケツに入った釉薬に作品を浸してすぐに取り上げるずぶ掛け、柄杓で作品に直接掛ける柄杓掛け(私の場合はおたま掛け)、その他、私はいまだ利用していない方法のスプレー掛け等々、様々ある。 庭の桜の木を燃やして出来た灰に長石、鉄分を入れて作った、安定しない自家製釉薬などで一部に色をつけたものもあるが、基本は白い発色に加担してくれる白化粧土に透明釉、ないし、透明釉のみの使用。今回は、益子の透明釉、並白というものでやってみる。透明の釉薬でも焼く前は真っ白。 夜中から朝7時にかけての電気半額時間帯を主に利用して、今晩再び窯は始動する。うまく行くことを願うのみである。 J'ai mis des émaux avec plusieurs façons. J'apprécie ce travail beaucoup moins à côté du montage et du raclage. Mais il faut que je fasse. J'ai essayé d'utiliser des émaux que j'avais fabriqués avec du cendre de cerisier et des serments de vigne. Mais en général, j'utilise l'émail transparent que j'achète. Je profite de demi tarif de l’électricité pendant la nuit pour la cuisson. #
by angenaop
| 2011-10-07 20:57
| 釉 émaux
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